1. 戸田の夜をアップデートする「本物のパブ」の誕生
かつて「都心へ向かうためのベッドタウン」という印象が強かった埼玉県戸田市。しかし今、この街の夜が劇的な変化を遂げています。その中心にあるのが、JR埼京線・戸田駅西口からわずか数分の場所に位置する「THE MALT SHOVEL(ザ・モルトショベル)」です。
「どこにでもある駅前の居酒屋」とは一線を画す、圧倒的なクラフトマンシップ。本場イギリスのパブ文化と、埼玉が誇る醸造技術が融合したこの場所は、単なる飲食店を超えた「大人のサードプレイス」として、地元住民のみならず遠方からも愛好家を引き寄せています。
2. 運営の系譜:二つの名店が交差する「血統」の良さ
この店を語る上で欠かせないのが、そのバックボーンです。THE MALT SHOVELは、いわば「お酒のプロフェッショナル」たちが情熱を注ぎ込んで作り上げた結晶です。
西川口の名門「BAR CASK AND STILL」の美学
母体の一つは、西川口で長年愛されているオーセンティックバー「BAR CASK AND STILL」。カクテル一杯、ウィスキー一滴に対する真摯な向き合い方は、パブスタイルであるTHE MALT SHOVELにも色濃く受け継がれています。「パブだからカジュアルに」という気軽さはありつつも、提供されるグラスのクオリティは、銀座や新宿の銘店に引けを取りません。
醸造の最前線「GROW BREW HOUSE」の躍動
もう一つの柱が、同じく西川口にあるマイクロブルワリー(小規模醸造所)「GROW BREW HOUSE」です。自社で麦を砕き、ホップを煮込み、酵母を育てる。そのプロセスすべてを知り尽くした「造り手」が直接届けるビールは、流通に乗る缶ビールでは決して味わえない「生命力」に溢れています。

3. 究極の体験①:温度と音、香りで楽しむ「リアルエール」の衝撃
THE MALT SHOVELを訪れたなら、まず体験していただきたいのが、イギリス伝統の「ハンドポンプ」で注がれるビールです。
炭酸に頼らない、麦の「素顔」を味わう
一般的なビールは、二酸化炭素の圧力でサーバーから押し出されますが、ここでは職人がレバーを手動で引いて汲み上げる「リアルエール」が楽しめます。
- 微炭酸の心地よさ: 炭酸の刺激が控えめな分、麦芽の甘みやホップのフルーティーな香りがダイレクトに鼻腔を抜けます。
- 温度の魔法: キンキンに冷やすのではなく、少し高めの温度で提供されるため、時間の経過とともに変化する味わいのグラデーションを楽しむことができます。
まさに「ビールの概念が変わる」瞬間。戸田にいながら、ロンドンの路地裏にあるパブに迷い込んだかのような錯覚を覚えるはずです。
4. 究極の体験②:埼玉が世界に誇る「イチローズモルト」との邂逅
ビールと並ぶこの店の主役が、ウィスキーです。特に、秩父の蒸溜所で造られる「Ichiro’s Malt(イチローズモルト)」のラインナップは圧巻です。
なぜここでウィスキーを飲むべきなのか?
イチローズモルトは、今や世界中のコレクターが熱狂し、入手困難な銘柄も少なくありません。THE MALT SHOVELでは、これらを「飾るためのボトル」ではなく、「愉しむための酒」としてカジュアルに提供しています。
- ホワイトラベルの安定感: まずはハイボールで、その華やかな香りとキレを。
- マニアックなボトリング: 時折登場する希少なシングルモルトや限定ラベルは、ウィスキーファンならずとも心が躍ります。
「バーは敷居が高いけれど、美味しいウィスキーを知りたい」という初心者にとって、これほど贅沢で開かれた門戸は他にありません。
5. 空間と時間の設計:年中無休という「ローカルパブ」の誇り
この店が素晴らしいのは、お酒の質だけではありません。特筆すべきは、その「在り方」です。
街の灯火として
THE MALT SHOVELは現在、年中無休(毎日営業)というスタイルを貫いています。これは飲食店にとって非常に高いハードルですが、「街にパブがある」という安心感を守るための選択です。
- 平日の仕事帰りに: 17:00のオープンとともに、自分へのご褒美としての一杯。
- 休日の早い時間から: 明るい窓際で、夕暮れを眺めながらの贅沢。
視覚的な開放感
店舗を囲む大きなガラス窓は、外の世界と店内の活気をシームレスにつなぎます。一人でふらりと立ち寄っても、スタッフや常連客との適度な距離感があり、心地よい「孤独と連帯」を感じさせてくれます。
6. あなたが「THE MALT SHOVEL」へ行くべき理由
JR埼京線沿線には多くの飲食店がありますが、「本物のクラフトマンシップ」に触れられる場所は限られています。
THE MALT SHOVELには、以下の三つの価値が共存しています。
- 鮮度抜群の自社醸造ビールを味わう悦び。
- 世界基準のウィスキーを地元で嗜む贅沢。
- 毎日開いているという、ローカルならではの包容力。
一杯のビールが、その日一日の疲れを癒やし、明日への活力を与えてくれる。そんな「パブ本来の役割」を、この店は完璧に果たしています。

8. アクセス・店舗詳細情報
最後に、訪れるための情報をまとめます。
| 項目 | 詳細内容 |
| 店名 | THE MALT SHOVEL (ザ・モルトショベル) |
| 住所 | 埼玉県戸田市(JR戸田駅西口 徒歩2分 / ConecToda内) |
| 営業時間 | 17:00 ~ 23:00 (L.O. 22:30) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 主な提供酒 | GROW BREW HOUSE直送ビール、イチローズモルト、各種カクテル |
| 公式サイト | https://2025themaltshovel.com/ |
「今日、ちょっと美味しいお酒が飲みたいな」
そう思ったなら、迷わず戸田駅で電車を降りてください。そこには、職人たちの情熱が詰まった最高の一杯が、あなたを待っています。

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